「刑務所しか居場所がない人たち」　山本譲司　大月書店


抜粋

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罪を犯した知的障害者は
加害者になる前に、
長い間被害者として生きてきた人が多い。
身寄りがなく、お金もなく、誰の助けもないなかで、
やむにやまれず無銭飲食や無賃乗車などをしてしまった。

罪を犯さざるをえないほど、困っている人たちなんだから、
本質的には福祉の問題だと僕は思う。